来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白=世界文学の中心

明けましておめでとうございます(イラン暦版)

サーレ・ノウ・モバーラク(新年おめでとうございます)

元日に書いた前回の記事から、あっという間に3ヶ月以上が過ぎ、イラン暦の新年(1396年)になってしまいました。相変わらずの筆不精、有言不実行の日々でお恥ずかしい限りです。

イランの新年は春分から始まる。その前後2週間はお休みである。日本では新年の決意を固めても、そこから年度末の、いわば一年の仕上げの仕事があるので、4月以降の見通しが効かず、新しい仕事がすぐに始められないのだが、イランのように春分から新年が始まるのは、これから日が長くなり、暖かくなっていくので自然でもあるし、合理的だ。日本でもノウルーズを採用して、暦年と会計年度を一致させるべきだ、と思うのは私だけだろうか。

ともあれ、この3ヶ月間あまり、仕事や研究でも色んなことがあり、また心境の変化もあったのだが、中でも、5年ぶりにイランに行ったことは、色んな面でリフレッシュする良い機会になった。

旅の記録はまたぼちぼちアップするとして、夜中になってしまった&昨日から花粉症を発症してしまい(克服したと思っていたのでショックだ)、辛いので今日はご挨拶のみにて。次に更新するのは、花粉のなくなるゴールデンウィークあたりになるかも知れません(笑)。

というわけで、イラン暦1396年もよろしくお願いします。

 

おまけ

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今回の旅で入手した、新しい『名高きアミール・アルサラーン』の要約版。絵・文ともにヌーロッディーン・ザッリーンケルクという人が書いている。

 

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第13章「ルビーの街の靴修理屋」の場面の挿絵。内容から察する限り、左上の髭もじゃの男がアルサラーン。

 

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