来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白=世界文学の中心

忙しいのでブログ書く

なんと。気がつくと前回の記事から1週間以上過ぎている。おかしい。

別にブログなんぞ書かなくてもよいのですが、忙しいからと言って書かないでいると、朝から晩まで仕事しかしなかった日は、後から振り返ると何も記憶がないのですよ。まるで仕事以外に何もしなかった、仕事以外のことは何も考えなかった日のように過ぎ去ってしまうのですよ。

このためにわざわざ「生存記録」なるカテゴリーを作っていますから、忙しいときほどこの滾るハートの中身について記録したくなるわけですよ。生きた証として。

とかいって、しょーもないことしか書きませんが。アホですね。

今日は電車の中で『アルスラーン戦記光文社文庫版の第1巻「王都炎上」を読了しました。

初版から実に29年ぐらい経っていますので、何を今更と言われても仕方ないのですが、4月からまたアニメが始まるというもあり、文庫本も新しい版になっていますので、読んでみることにしたのです。

Wikipediaの記事をみると、「作中の各名称は基本的にペルシア語となっているが、これは19世紀のイランで書かれた『アミール・アルサラーネ・ナームダール』(「名高き王アルサラーン」の意。ペルシア語:امير ارسلان نامدار , Amīr Arsalān-e nāmdār )という英雄叙事詩をモチーフにしているためである」とあって、その点にも興味があった訳です。「真珠の歌」にも関係ありそうな話でしたので・・・

で、1巻を読んでの感想を申しますと、それよりは『シャー・ナーメ』に近いのかなという気がします。岡田先生の散文訳『王書』(岩波文庫)なんかと似た読後感があります。

固有名詞については、「あとがき、みたいなもの」で作者の田中芳樹さんが、架空のお話だから大目に見て下さいと仰っていることもありますし、フィクションだからどんな風に使おうと自由なのですが、読み始めたときは、サームなどの実在(といっても伝説上ですが)の人物名やバダフシャーンやエクバターナといった地名と、私の記憶しているペルシア語とは少し変えてあるマヌーチュルフとか、用法が異なるエーラーンとか、あるいはなんだかそれらしいけど聞いたことのない名前とかが混然と用いられているところに、かなり抵抗を覚えました。これを読んだら、シャーナーメの人物と混同して、仕事に支障を来すのではないか、と(笑)。記憶力悪いですから私は。

しかし、そんな理由で読むのを止めるわけにはいかない、千夜一夜物語の研究みたいに、いろんなヴァリエーションの一つとしてちゃんとこれも読まないとだめだ、という変な神様の声が聞こえたので、シャー・ナーメは一旦忘れて、読んでいったらだんだん慣れてきまして、「ダリューン」とかもう何の違和感もなくなりました(笑)。

そうなると『名高き王子アルサラーン』のほうも気になるのですが、便乗企画でこれを訳せば良いじゃないかという悪魔の囁きもあり、それについてはちょっと思案中です。

 

王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)

王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)

 

 

(以下、雑感)

今日はN書店に行くために都バスに乗った。駒込富士あたりで、バスに乗ろうと駆けてくるおばあちゃんを待っていて、優しい声をかけたり、お金を忘れたけどお茶の水でお母さんが待っているのでそこで払います、と一生懸命説明している少年にOKサインをしたりと、優しい運転手さんで、小さな感動をおぼえた。バスの車窓から、学部生時代に住んでいた向丘の懐かしい景色をみて、さらに心が洗われた(でもまだ相当汚れてます)。

今日も猫を見た。近くに寄っていったら、ちょっと警戒しているようだった。危険視されてるのかな。

☆(以下、過去数日間の記録)

先週の金曜の明け方、変な夢を見た。夢というか、何というか、自分が布団で寝ているという感覚はあって、一瞬視界が真っ白に光ったかとおもったら、喉を切られた感覚があり、おえーっっと苦しくなり、吐いた。これは夢だと思いながら、でもホントに吐いた感覚があって、「あ〜、布団が汚れた」などと思ったのだが、苦しくて目が覚めたら何ともなかった。イスラーム国に捕まるようなことは、してないと思うのだが、今でも何だったのか不思議な出来事だった。・・・もうすぐクビになるってことか。

土曜日、暖かくなって花粉症の症状が出た。日曜から誰かさんのアレロック5mgをパクって2回ほど飲んだら、鼻腔と喉が渇いて痛くなり、夜も寝られず何度も目が覚めてしまい、やたら眠いので飲むのを止めた。

月曜、仕事中に菓子を食いまくった。さらにお土産にコアラのチョコをいただき、一気に食った。コーヒーは4杯飲んだ。

さらに、冬は家に帰ると日本酒を飲む。1800mlのパックが3日でなくなるから1日に3.3合飲む計算になる。ビョーキだ。

火曜、猫を見た。逃げていくところの後ろ姿を見た。 

 

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