来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白×図書館の窓際=世界文学の中心

bingを使えば、正しい世界が見えてくる(?)

しばらく更新が滞ってしまいましたが、実はこのブログの名称を変えようかと思っていたのでした。

その理由は、「アレフバー」でググったときの検索結果を見てがっくりきたからです。

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某宗教団体とびっくりドンキーの運営会社のサイトが出てきてしまいました。

アレフバー」という、ペルシア語とペルシア文学の世界を何となく象徴するために苦心して選んだ(←嘘つけ)鍵語が、これではSEO対策の観点から全く功を奏していないばかりか、某宗教団体との関係を疑われてしまうことも考えられます。

念のため申し上げておきますがこのブログとブログ主は彼らとは無関係です。びっくりドンキーは、結構好きですが・・・ちょっと味が濃すぎるといいますか。

 

それはさておき。

 

親切丁寧で知られるGoogle先生が、情報検索のセミプロである私(汗)の厳選した検索語を、勝手にすり替えてしまうというお節介ぶりについては、以前にも別のブログで、触れました。

例によってそのブログも閉鎖済みであるので、ここにその記事の一部を引用します。

(前略)そもそも「ペルシア文学の余白」というタイトルでブログを始めた訳は、「ペルシア文学」でググったときに得られる検索結果に、非常に悲しいものを感じたからです

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 「もしかして:ロシア文学」(笑)。

 

つまりこういうことですよ。「ペルシア文学」という単語で検索するなんて、あなた何かの間違いでしょう、

 

そんな変な検索語ありません!ロシア文学の間違いでしょ!

 

そう言われているみたいです。Yahoo!JAPANで検索しても同じことを言われます。

 

(中略)これでは、「ああ、やっぱりロシア文学の間違いだったか。ペルシア文学なんてなかったんだ」と思う人がいるかも知れません。実際、「ペルシャってどこよ?」という人は少なくないですから。

 

その後、私たちの普及活動の甲斐あって(?)、現在は「ペルシア文学」でググってもロシア文学にすり替わってしまうことはなくなりました。

 しかし、ロシア文学を検索したい人が、間違ってもペルシア文学と入力することはないのと一緒で、「アレフバー」と「バー」をわざわざ付けて検索している人が、「バー」のついていない名前の宗教団体や、ハンバーグの肉に相当味付けしているとしか思えないがたまに食べるならまあ美味しいハンバーグレストランの会社を検索しているはずがないでしょうよ、先生。

 これが逆に、「アレフ」を検索したのに私のブログの方がアクセスが多すぎて上位に出てしまう、ということなら、向こうからブログ名を変えて下さい、と金一封でももらえたかも知れないのですが(笑)。

 いずれにしろ、背に腹は代えられません。といって代えるほどの腹などこのブログにはないのですが、要するになんとなく、ブログ名を変えた方が良いのではないかなあ、と思っていました。

 しかし、イラン文化、ペルシア文学、文献学、クルアーン解釈学といった私の興味の範囲を的確に暗示してくれるような、そんなタイトルはなかなか思いつきません。

 ふと、bingを使ってみたところ、下のような結果になりました。

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1位こそどなたかの語学サイトに譲りましたが、妥当な検索結果ではないでしょうか。

 しかし「アレフバー」と入力したのに、ここ(bing)でもまだ、会社名とハンバーグの「バー」でひっかかってくるびっくりドンキーに追従を許してしまっています。

 しかも、その下には、「びっくりドンキーに、ドリンクバーはありますか?」というYahoo!知恵袋のページが。

 「アレフ」がどこにもないにもかかわらず、ドリンクバーの「バー」だけで「アレフバー」の検索結果に登場するびっくりドンキーSEO対策、恐るべしです。

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