来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白=世界文学の中心

ナーセル・ホスロウ『二叡知の集合』の翻訳、ついに出た?

当分、出ないだろうと高を括っていたのですが・・・

Between Reason and Revelation: Twin Wisdoms Reconciled (Ismaili Texts and Translations)

Between Reason and Revelation: Twin Wisdoms Reconciled (Ismaili Texts and Translations)

 

 Amazon.co.jpではまだ予約受付中になっていますが、今朝、紀伊國屋から発送した旨メールがありました。明日には届くでしょう。

版元のページによると、「偉大な詩人、哲学者、そしてイスマーイール派の教宣員であったナーセル・ホスロウ(1004-1077)の、ペルシア語で書かれた、最後の、そして最高の(crowning)作品であるJami al-hikmataynの最初の完全な英訳」だそうですが、「最後の、最高の作品」というのはウソですね。現存が知られている作品だけをみても、これが最後の作品かどうかは分かりませんので。没年も1077年とは断定できません。

翻訳者のEric Ormsbyという人は、イスマーイール派研究所のチーフ・ライブラリアンで、詩人でもあるようです。(参考:研究所のページ; Wikipedia

いろんな意味で楽しみ(不安?)ですが、書評の準備をしないといけませんね・・・

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