新刊・近刊
私が本を紹介するどころか、誰かに精神科を紹介して欲しいってな感じの年度末でした。 その後、通勤読書としては、以下の本を読みました。 無の国の門:引き裂かれた祖国シリアへの旅 レファレンスと図書館 ある図書館司書の日記 イスラム教再考 18億人が信仰…
11月に通勤電車で読んだ本です。 シリア獄中獄外 作者:ヤシーン・ハージュ・サーレハ 発売日: 2020/06/18 メディア: 単行本 今年の6月に出た本です。訳者は岡崎弘樹さん。 書誌的な情報に触れておきますと、原著は2012年にアラビア語で刊行されたもので、本…
2020年10月に出た本です。 中東全史 ――イスラーム世界の二千年 (ちくま学芸文庫) 作者:ルイス,バーナード 発売日: 2020/10/10 メディア: 文庫 まず書誌的な情報を整理しておくと、 原書は1995年に刊行されたLewis, Bernard. The Middle East: 2000 Years Of …
ということで、気を取り直しまして本の紹介を。本当は2日に1冊ぐらい本を紹介したいんですけどね。昔読んだものも含めて。 紹介が遅くなってしまいましたが、8月に通勤電車で読んだ本です。 世界を動かすイスラエル (NHK出版新書) 作者:剛, 澤畑 発売日: 20…
ブッカー賞受賞作『真夜中の子供たち』(1980年)、イスラームの預言者を冒涜したとしてホメイニ師から死刑宣告を受ける原因となった『悪魔の詩The Satanic Verses』(1988年)などで世界的に知られ、現在も精力的に作品を発表し続けているサルマン・ラシュ…
イラン関係 革命イランの教科書メディア――イスラームとナショナリズムの相剋 (岩波オンデマンドブックス) 作者: 桜井啓子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/07/10 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) この商品を含むブログを見る 1999年に出た…
あっという間に6月ですね。恒例(?)の新刊案内です。といっても私もまだ読んでいないので、不案内にしかなりませんが・・・ まず、5月の新刊で抜けていたものがいくつかありました。 私はなぜイスラーム教徒になったのか 作者: 中田考 出版社/メーカー: 太…
どうもイラン関係はないようです・・・アラブブームに押されてますね。 個人的に気になったのはこの本です。文字を読むのが最近ツラくてですね、映像で快感を得たいっつうか、そういう気分です。 YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneerbooks 大塚雅貴写真集 SA…
ネタが無いのでルーチンワークを。まだまだイスラーム国関連出版物が続くようです。 イラン関連 個人的に注目の新刊です。 よく晴れた日にイランへ 作者: 蔵前仁一 出版社/メーカー: 旅行人 発売日: 2015/04/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件)…
さっき、〈はてな〉の中で「ペルシア文学」検索したら当ブログの記事しか出てこなくて、もうホントにペルシア文学も絶滅危惧種ですね。 というのは冗談で、単に〈はてな〉でバカやってる人が他にいないだけの話でして、研究者は少なくありません。今日はそん…
9月に出た本です。洋書や電子書籍はチェックしきれていませんので後で追加するかも知れません。 イスラーム思想・文化 イスラーム文化 一九八一年 ― 一九八三年 (井筒俊彦全集 第七巻) 作者: 井筒俊彦,木下雄介 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会 発売日…
『極東書店ニュース』 no. 617が届きました。 気になる本をいくつかメモしておきます。 (ここでAmazonへのリンクを貼ったりするのはフェアではないと思いますので、カタログ中の和訳タイトルのみ紹介します。これをですね、極東書店さんのHPの「書籍簡易…
この4月に発売予定の本です。現時点ではまだ出ていないようですが。 Avicenna and the Aristotelian Tradition: Introduction to Reading Avicenna's Philosophical Works 作者: Dmitri Gutas 出版社/メーカー: Brill Academic Pub 発売日: 2014/04/11 メデ…
ブログの更新が一ヶ月以上も滞ってしまいました。 この間、11月、12月と色んなことがあったのですが、この一年の最後を締めくくる記事として、これだけは書いておかないといけません。 山川出版社より『イスラームを学ぶ 史資料と検索法』が出版されました!…
少し時間が経ってしまいましたが、現代イランの作家アフマド・マフムード(2002年没)の『隣人たちHamsāyehā』の英訳が出ました。 The Neighbors (Modern Middle East Literatures in Translation) 作者: Ahmad Mahmoud,M. R. Ghanoonparvar,Nastaran Kherad…
5月に出版されたばかりの本です。友人から借りて、電車の中で読んでいます。 鳥の言葉 ペルシア神秘主義比喩物語詩 (東洋文庫) 作者: アッタール,黒柳恒男 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2012/05/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る まず、2…
今年はナーセル・ホスロウ作品の翻訳が三つも出る予定だ。 と思っていたら、『二つの叡知の集合』と『宗教の顔』の英訳は既に発売予定日を過ぎていることが昨日判明しました。 慌てて注文しようとしたところ、アマゾンだと、Between Reason and Revelation: …
ترجمه جدیدی از «المنقذ من الضلال» به چاپ رسید. 元記事によると、セイイェド・ナーセル・タバータバーイーによるガザーリーの『誤りから救うものMunqidh min al-ḍalāl』の新しいペルシア語訳が出版されたようです。版元はモウラーMawlá。 これ以前には、…
کتاب ذیل کشف الظنون تالیف شیخ آقا بزرگ تهرانی به زودی منتشر میشود. シェイフ・アーガーボゾルグ・テヘラーニーによるハーッジー・ハリーファの『疑問の開示Kashf al-ẓunūn』補遺がもうすぐ出るようです。 本書には、ハーッジー・ハリーファの詳細な伝記…
http://www.khabaronline.ir/news-173044.aspx 〈ミーラーセ・マクトゥーブ〉シリーズの白ジャケット(=文学)の新刊。 元記事の説明によると、シハーブッディーン・マフムード・イブン・アフマド・イブン・バフティヤール・ザンジャーニー(573-656AH)は…
http://mirasmaktoob.ir/view-1688.html. イーラジ・アフシャールとジャヴァード・バシャリーの校訂によるアブー・ターヒル・ムハンマド・イブン・ムハンマド・ヤフヤー・アウフィーの『節目の精妙における知性の気晴らし』(飽くまで仮訳)という本が出た。…
هشتاد و دومین شماره نشریه «گنجینه اسناد» منتشر شد. Ganjine-ye Asnadの82号が出ました。個人的に気になるのは資料保存系の論文でしょうか。
http://www.hafizmonthly.com/?p=2252 読みどころはアフマド・シャームルー特集でしょうか。アミーン編集長らによるアーイダーへのインタビューなど。
http://www.hafizmonthly.com/wp-content/uploads/2011/08/hafiz-83.pdf セイイェド・ハサン・アミーン氏編集の『ハーフェズ』誌83号が出ました。 今年のテヘラン国際図書展にも出させてもらえなかったようですが、何とか頑張って出版活動を続けてほしいもの…
イギリス中東学会BRISMESの院生・若手向けe-journalです。ブログを使っているのに、記事をPDFにして「ジャーナル」という旧メディアの形式を踏襲しているのは、少し残念な気がしますが。ネットでしかできないことをすべきでしょう。はてなスターをつけるとか…
Britain and the Islamic World, 1558-1713 作者: Gerald Maclean,Nabil Matar 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Txt) 発売日: 2011/06/20 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 6月20日発売予定。 版元のページによると、ヨーロッパの帝国主…
Christian Encounters with Iran: Engaging Muslim Thinkers After the Revolution (International Library of Iranian Studies) 作者: Sasan Tavassoli 出版社/メーカー: I. B. Tauris & Company 発売日: 2011/05/15 メディア: ハードカバー この商品を含む…
久々にウラゲツブログを見て、『盲目と洞察』の邦訳発売を知ったのは、確か昨日だった。まさに寝耳に水。『読むことのアレゴリー』が先に出るとばかり思っていたので・・・ そして今日。 後で分かることだが、私はこの記事を見て、勝手に今日発売だと勘違い…