来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白=世界文学の中心

恋愛とエロス

『イラン研究』11号が出ました

さっき、〈はてな〉の中で「ペルシア文学」検索したら当ブログの記事しか出てこなくて、もうホントにペルシア文学も絶滅危惧種ですね。 というのは冗談で、単に〈はてな〉でバカやってる人が他にいないだけの話でして、研究者は少なくありません。今日はそん…

ペゼシュクザード『わが叔父ナポレオン』

イーラジュ・ペゼシュクザードの小説『我が叔父ナポレオン(ナポレオンおじさん)Dāyījān Nāpole’on』(1973年)は、どういうわけか革命後のイランでは発禁になっている小説ですが(海賊版は容易に入手できる)、英訳は1996年に出版されて広く読まれています…

『キャニーズ(女中)』(1974-5年)

‫کنیز با شرکت: سعید راد، شورانگیز طباطبایی، ملوسک - J.B2K - Kaniz‬ - YouTube 監督:カームラーン・ガダクチーヤーン 脚本:アフマド・ナジーブザーデ キャスト:サイード・ラード(オミード) マルーサク(シーリーン) シューランギーズ・タバータバー…

必要から礼拝へ、そして情欲へ〜ポップソングに隠されたパラレルワールドへの扉(2)

(前回の続き) 前回、『貞淑な妻』という映画をどうして知ることになったか、ちょっと遠回りしてシャフリヤールのNiazという歌の話題から入ったわけですが。 さて、Niazの歌詞をネットで検索していると、 niaz(必要)の部分が、ナマーズ namaz となってい…

必要から礼拝へ、そして情欲へ〜ポップソングに隠されたパラレルワールドへの扉

そうそう、2月25日の記事の流れでは、『貞淑な妻(直訳すると処女の妻)』という映画の話をする予定でした。 しかしそのまえに、シャフリヤールという歌手の「ニヤーズ」(NiazとかNiyazと表記)という曲の話をしなければなりません。 Shahryar - Niaz - You…

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