来るべきアレフバー の世界

ペルシア文学の余白=世界文学の中心

イラン映画

雑文四本乃口上

お久しぶりね ブログを書くなんて あれから 何年 経ったでしょうか 何の替え歌か分かる人は、もう「若手」を名乗っちゃだめですよ。 さて、前回の記事を昨年5月にアップしてから、プライベートで大きな環境変動があった。その後、少しずつ文章を書く体勢を…

タラーネ・アリードゥースティーとの一日

去る6月10日(土)、アスガル・ファルハーディー監督、タラーネ・アリードゥースティー主演のイラン映画「セールスマン」(原題:Forushande)が公開されました。東京ではBunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテ、立川シネマシティ(17日〜)で上映。イラ…

ジャファル・パナヒ監督『人生タクシー』

久しぶりにイラン映画の話を。(若干ネタバレに注意) 現在国内で上映中の『人生タクシー』(原題:タクシー)は、ベルリン国際映画祭2015で金熊賞を受賞した、ジャファル・パナヒ(ジャアファル・パナーヒー)監督の最新作である。 jinsei-taxi.jp 2010年か…

追悼上映「ありがとう、キアロスタミ!」(8月17〜19日)

先日、斯界の先輩たちとメシを食いながら、波斯文学をどげんかせんといかん、と語り合ったのですが、そのとき、渋谷のユーロスペースでキアロスタミの追悼上映があるらしいという話題が出ていたのを、春田先生のブログを読んで思い出しました。17日から19日…

アッバス・キアロスタミ監督の訃報

はてな界隈でも話題になっていますが、日本人にとってイラン映画の代名詞といってもよい人物、アッバス・キアロスタミ氏が、4日、パリの病院で亡くなりました。享年76歳でした。 詳しい死因について伝える記事は少ないのですが、監督は消化器系の癌を患って…

ムヴィオラ15周年特集上映「はしっこでも世界。」で見逃したあのイラン映画を観よう!

こにゃにゃちわ。 なかなかまとまらない映画関連記事の下書きが溜まってしまい、更新が滞ってしまいました。そのうちアップします・・・自宅のMacのキーボードが壊れまして(砂糖入りコーヒーこぼしたw)、丸洗いしても直らず(涙)、急遽、以前に買って職…

映画『ボーダレス』初日イベントにサヘル・ローズさん登場!&東京国際映画祭

こにゃにゃちわ。 その後、ジム・スタインマンのお陰で、なんとか原稿は出せました。さらに別の短い書き物がありましたが、こちらも昨日、一応提出しました。早速ダメ出しもらいましたが・・・ そうこうしている内に、久々の純イラン映画(?)、『ボーダレ…

シルバーウィークは注目の映画『ザ・ヴァンパイア〜残酷な牙を持つ少女〜』を観に行こう!

アメリカのイラン系監督・俳優陣によるイラニアン・ホラー映画(?)『ザ・ヴァンパイア〜残酷な牙を持つ少女〜』公開日がいよいよ今週の土曜日(19日)に迫って来ました!!

映画『サイの季節』を3倍楽しむ方法

はじめに バフマン・ゴバディ(ゴバーディー)監督、ベフルーズ・ヴォスーギー、モニカ・ベルッチ主演の『サイの季節』は新宿シネマートでまだまだ公開中です。現時点で、7/31までのスケジュールが出ています(追記:8/2現在、8/7までのスケジュールが出てい…

『ザ・ヴァンパイア:残酷な牙を持つ少女』

バフマン・ゴバディ監督の『サイの季節』は新宿シネマートにて絶賛上映中(1日4回上映!すごい!なのに私はまだ観に行けてません。券買ったのに・・・)ですが、9月にもイラン映画というかイラン系映画「ザ・ヴァンパイア」が上映されます。やったね!! 正…

『サイの季節』公開は7月11日!前売り券を買って映画館に押しかけよう!

『アルサラーン』の要約はしばらくかかりそうです。今、書かないといけないものが沢山あり、そのために電車の中で別のものを読むことにしました。 さて、先日、シネマート新宿に行って『サイの季節』前売り券をゲットしてきました。 特典のポストカード2枚…

アーイダー・パナーハンデ監督『ナーヒード』Nahid by Ida Panahandeh

カンヌ映画祭2015公式サイトに掲載された16日付のデイリーニュースで、アーイダー・パナーハンデ監督の『ナーヒード』(16日上映)という作品が紹介されています。 同記事より: Ida Panahandehの登場で、イランの映画界が新しい世代の到来を歓迎します。 今…

バフマン・タヴァッコリー『私のいないここで』(2010年製作)

Here Without Me | فیلم کامل اینجا بدون من | Watch Full Length Iranian ... この映画は、テネシー・ウィリアムズの戯曲『ガラスの動物園』の翻案物語です。 というわけで、字幕はありませんがペルシア語がわからない方でもなんとなく理解できるのではない…

メフルジューイー&キャラムプール『テヘラン テヘラン』

イラン映画の鬼才、メフルジューイーは私のお気に入りの監督であります。 彼の作品『郵便配達人Postchī』(1972年)を紹介しようと思っていたのですが、いつのまにかYoutubeから消えていました。 また、彼には『サントゥール奏者アリーAlī Santūrī』(2007年…

『キャニーズ(女中)』(1974-5年)

‫کنیز با شرکت: سعید راد، شورانگیز طباطبایی، ملوسک - J.B2K - Kaniz‬ - YouTube 監督:カームラーン・ガダクチーヤーン 脚本:アフマド・ナジーブザーデ キャスト:サイード・ラード(オミード) マルーサク(シーリーン) シューランギーズ・タバータバー…

必要から礼拝へ、そして情欲へ〜ポップソングに隠されたパラレルワールドへの扉(2)

(前回の続き) 前回、『貞淑な妻』という映画をどうして知ることになったか、ちょっと遠回りしてシャフリヤールのNiazという歌の話題から入ったわけですが。 さて、Niazの歌詞をネットで検索していると、 niaz(必要)の部分が、ナマーズ namaz となってい…

公開講演会「イラン映画の詩学——現代文学の視点から」

催し物のお知らせです。 「イラン映画の詩学—現代文学の視点から」入場無料・事前申し込み不要【日時】2013年6月22日(土) 午後1:30-5:00(1:00開場【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティータワー1階 1011教室アクセス:http://www.meiji.ac.jp/koho/c…

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