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来るべきアレフバーの世界

ペルシア文学・イラン文化研究と図書館の話

古代オリエント博物館ミュージアムコンサート「サラウンドで聴くペルシアの現代詩〜レザ・ラハバの世界〜」

ペルシア文学 イランと日本 日本イラン化計画

こんばんは。最近、色んな面でボルテージが下がり気味の徳です。ここで、「鬱だ」とか自分で言ってしまうのも、はてな界隈ではヒジョーに有り触れているので、根が「放浪の狼」である私は、あえて反対のことをしたくなるのですよ。

 

というわけで、ヘタり気味のバッテリーをリフレッシュすべく、ちょっと色んなことを忘れて、ただイランの匂いを嗅ぎたくなってですね、ふとネットで見つけた古代オリエント博物館のイベントに行って来ました。昨日、ネットで見つけて申し込みしたら、まだOKだということでしたので。

 

現在、古代オリエント博物館では4月1日から5月17日まで、「ペルシア書道へのいざない」という展示が行われておりまして、その一環として、ペルシア書道体験などが行われていまして、4月23日はミュージアムコンサート、あとこれからのイベントでは、私も某所でお世話になった角田ひさ子先生によるゴールデンウィーク特別企画「あなたの名前をペルシア書道で!」が5月3〜5日まで行われます(詳細はこちら)。サンシャインシティ文化会館の7Fで池袋駅からは歩いて10分足らずでしょうか。

 

私は西ヶ原に本物の東京外国語大学があった(今は郊外に移転して「東京の外の国語大学」)頃、よく池袋でアレしたりコレしたりしたものですが、サンシャイン界隈に行くとその頃を思い出して懐かしいです。ロッテリアから東急ハンズの間に色んな思い出が詰まっており、そこ通ると恥ずかしい記憶が走馬燈のように(ry

 

それはさておき、今回のイベントは上畑正和さんの演奏に合わせて、ラハバさんがペルシア語の詩を朗読するという、最近すごく珍しいという訳でもないのですがアートな企画。私はその手のイベントが嫌いではないのですが今までなかなか来られなかったので今回初参戦。キンチョーを押さえるため、まずはラーメンで腹ごしらえしまして。

 

18時半ぐらいに入場できたので、朗読&演奏が始まるまで展示のほうを見せてもらいました。何を隠そう、私は古代オリエント博物館は初めてでした(モグリだww)。この博物館、小さいようで、じっくり見るには30分ではちょっと足りないかも。もっとじっくり見たかったのですが、また今度昼間に来るかな。

 

(写真撮影不可だったので文章のみですみません)

 

企画展のほうは、ラハバ(ラフバル)さんの詩が面白かった。書体が今時の絵本にあるような感じのもので、アクリル板(ガラス?)に書かれた字の影が後ろの紙の上に映るようになっていて、カワユイ。

 

書道の展示もありまして、角田先生のはさすがに美しいです。東洋文庫アカデミアでも角田先生の講座がありますので、ご関心のある方は是非お申し込み下さい。

講座紹介 - 東洋文庫アカデミア INFO

 

パールシーネジャード先生の授業を受けた学生なら絶対覚えさせられた、「エイドゥーストビヤーターガメファルダーナホリーム」のハイヤームの詩もあったりして、それ読んでニヤけている変なおじさんがいました(←おめーだよ)

 

さて、一通り展示を観て、19時からは、演奏と朗読。最初に上畑さんから「サラウンド、なんやそれ」みたいなことを、心地よい関西弁で説明していただき、少しトイレ休憩をした後、演奏が始まりました。

 

演目は、

  1. プロローグ
  2. 空に放ってとは言わないから(バハール)
  3. 受けとったもの
  4. 一輪の花
  5. 風の言葉
  6. 私と夜と水と

 

 

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このような「詩絵楽譜の音」という日本語訳が配布されました。

 

雨の音や足跡、そして上畑さんのリードオルガンの、温かい、優しい音。ラハバさんの詩も良かったですね。これで、いつも「たわけ!いっぺん死んでこい、このクソたわけ」という知多弁の罵声が渦巻いて腐っている私の邪悪な心も洗われました!!(4時間後、また黄ばみが出てきましたがww←中央線が悪い)

 

一通り演目が終わった後、アンコールに応えて「月」「月と魚」の2編が上畑さんの即興と一緒に朗読されました。

 

しかし、ペルシア語分からない人には、今どの詩を読んでいるのかが分からないので、ちょっときつかったかも知れないです。

 

意外にも知っている人がいなかったので、終わったあとはさっさと家路に就きました。帰りに一杯ひっかけていくつもりでいたのですが、サンシャインから駅に向かう道で女子高生の格好をしたお姉ちゃんが呼び込みをしていたり、休憩2千6百円ぐらいの「連れ込みホテル」(←車谷長吉かっ)の灯りが明々と灯っていたりするのを見ると、せっかくのアートな(笑)気分が別の創作活動になってしまいそうなので、今日はさっさと電車に乗り込みました。おしまい。

 

 

 

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