来るべきアレフバーの世界

ペルシア文学・イラン文化研究と図書館の話

まどみちお詩集のペルシア語版

2月28日にまどみちお氏が亡くなったということで、テレビでも報道されていましたが、彼が私と同じ徳山の出身だったということを初めて知り、これまた非常に親近感と興味を覚えました。

そこで、国際アンデルセン賞を受賞したまど氏なら、イランでも知られているのではないかと思い、ちょっとググってみたわけですが、「みちお」は殆どの場合 میچی‌او (LC翻字:Mīchī’ū)でも میچیئو でもなく、میچیو と表記されているようです。これだと、LCの翻字規則ではMīchīyūとかMīchiyū、つまり「みちよ」という名前と同じになってしまうと思うのですが、どうも他の「みちお」さんたちもこのように表記されることが多いようです。

それはさておき、彼の作品のペルシア語訳としては、『檻の中のシマウマGūrkhar dar qafas』(アフマド・プーリー訳)という詩集があるようです。恐らく美智子皇后が英訳した『どうぶつたち』からの重訳かと思います。*1

他に、同じ訳者による選集『鳥たちの眠りKhvāb-i parvānahʹhā』という本も出ているようです。

こちらの記事を見ると、『鳥たちの眠り』の版元(Nashr-i Sālī)はこの本を全く売ろうとせず、書店には出回らなかったようで、結局一部の詩を『檻の中のシマウマ』に再録したとあります。

*1:ある書店のページを見ますと、この本の表紙では、なぜかمی‌چیو مادوと、میとچیを切り離して表記されています。その意図は全くわかりません。校正の段階で動詞の接頭辞と混同したのでしょうか。

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