来るべきアレフバーの世界

ペルシア文学・イラン文化研究と図書館の話

خز

フェイスブックでは時々アンケートが回ってくるのですが、イラン人から回ってきたもので以下のようなものがありました。

خزترین کار تو فیس بوک چیه؟

 

フェイスブックで一番khazな行為は何?」

 

というものですが、このkhazが辞書にのってません。文脈から、「ダサい」といった意味だということは分かるのですが・・・

そこで頼りになるのがサマーイー著『ペルシア語隠語辞典Farhang-e loghat-e zaban-e makhfi』です。

khaz:田舎者風の男。または田舎者の行動様式や言動をもった地方都市の人。

説明がちょっと変で旨く訳せませんが、ようするに「田舎っぺ」、「カッペ」ということでしょう。文脈によっては「ダサい」とも訳せそうです。

同じような意味で使われる語には、ハサン、ジャヴァード、ジャムシードアッバース、アブドッラー、アリーシャー、ガザンファル、といった男子の名前や、「かっぺ」の女子を指す隠語にはモニール、ジャヴァーデなどが挙げられていますが、なぜこれらの名前がそういう意味で使われるのかは不明です。私が実際に聞いたことがあるのはアブドッラーぐらいです。

 

さて、話をアンケートに戻しますと、回答の選択肢がまた笑えます。

 

Q:フェイスブックで一番「カッペ」な行いは何か?

  • 品の悪そうな娘と片っ端から「友達」になる
  • 自分を「友達」に加えた人は自分に気があると思う
  • 自分の写真を撮って、みんなをタグ付けする
  • プロフィールに俳優や歌手の写真
  • プロフィール写真が室内なのにサングラス
  • 鼻にテープ貼った写真
  • 友達の多さを競う
  • 自分をモデルと勘違い

 

その他、沢山あるのですが、「矢継ぎ早に投稿」とか「食べたものまで何でもかんでも投稿する」とか「自分のコメントにいいね!」とか、なんとなく彼らの美意識が感じ取れるような気がします。

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