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来るべきアレフバーの世界

ペルシア文学・イラン文化研究と図書館の話

53人、あるいは530人、

三行翻訳アンソロジー

オルディーベヘシュト月の21日はいつもと同じ普通の一日だった。あるいは、昼前まではいつも通りだったと言うべきか。天気は良く、晴れていた。その日、あるいはその後の数日間に凶暴な警察に捕まえられた、53人、あるいは530人の人たち、あるいはそれより多かったか少なかったか、彼らは全員、大学や兵舎、役所、工場、自分の診療所や病院で仕事をしていたのだった。一人か二人、あるいはこれほど多くの人間が、自分たちの金銭的欲望や功名心を満たすため、自分たちの性欲を鎮めるためだけに、彼らを投獄し、彼らの家族を不幸に陥れ、彼らの妻たちを路頭に迷わせ、彼らの子供たちを父のない孤児にし、彼らの母たちを痛めつけ、彼らの父たちを辱めることになるなどと、彼らの誰一人として想像する者はいなかった。

ボゾルグ・アラヴィー『53人』

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