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来るべきアレフバーの世界

ペルシア文学・イラン文化研究と図書館の話

『名高きアミール・アルサラーン』は『アルスラーン戦記』の元ネタか

5月10日放送のアニメ版『アルスラーン戦記』第6話「王都炎上 後編」は、奴隷たちが反乱してサームとガルシャースフが倒れるところまで進みました。先日整理したコミック版の章立てに照らし合わせると、2巻の第八章「血塗れの門」まで進んだことになります。…

テヘラン国際ブックフェアから撤去された本

今日付けのラディオ・ファルダーの記事で、現在テヘランで開催されている国際ブックフェア(会期5/6〜5/16、ブックフェアサイトはこちら)で回収・撤去された本について報じているものがありました。ラディオ・ファルダーはラジオ・フリー・ヨーロッパ/ボイ…

2015年5月の新刊

どうもイラン関係はないようです・・・アラブブームに押されてますね。 個人的に気になったのはこの本です。文字を読むのが最近ツラくてですね、映像で快感を得たいっつうか、そういう気分です。 YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneerbooks 大塚雅貴写真集 SA…

古代オリエント博物館ミュージアムコンサート「サラウンドで聴くペルシアの現代詩〜レザ・ラハバの世界〜」

こんばんは。最近、色んな面でボルテージが下がり気味の徳です。ここで、「鬱だ」とか自分で言ってしまうのも、はてな界隈ではヒジョーに有り触れているので、根が「放浪の狼」である私は、あえて反対のことをしたくなるのですよ。 というわけで、ヘタり気味…

2015年4月の新刊 イラン・中東関連和書

ネタが無いのでルーチンワークを。まだまだイスラーム国関連出版物が続くようです。 イラン関連 個人的に注目の新刊です。 よく晴れた日にイランへ 作者: 蔵前仁一 出版社/メーカー: 旅行人 発売日: 2015/04/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件)…

意外と翻訳されているイランの児童文学

(随分前に他のところに書いた記事を修正して再掲します。) はじめに イランの現代文学の日本語訳というのは、紀要とかに載ったのとかを集めると結構あって、これについては中東現代文学研究会で作成した邦訳リストがありまして、その内どこかで公開される…

アニメ『アルスラーン戦記』の行く末についてふと考えた

明日はアニメ『アルスラーン戦記』第2話放送ですね。 さて、コミック版のほうは、先日申しましたように人からお借りして3巻まで読んだのですが、せっかくなので章立てとストーリー構成をメモしておきました。原作とコミック、アニメで話がこんがらがってき…

東洋文庫ミュージアム「イスラーム展」もあと2日になりました

1月に始まった東洋文庫ミュージアムの『イスラーム展』も、残すところあと2日となりました。週末は来られませんので、今日は最後にもう一度展示を見てきました。 私はミュージアムの担当ではありませんので、ほんの少し関わらせていただいただけですし、資…

アニメ『アルスラーン戦記』を観た

楽しみにしていたアニメ『アルスラーン戦記』(4月5日放送)を録画で観ました。 私は普段テレビを決まった時間に観るということはほとんどなく、大抵は家族が観ているものを受動的に眺めるぐらいですので、『アルスラーン戦記』は例外中の例外ということに…

バフマン・タヴァッコリー『私のいないここで』(2010年製作)

Here Without Me | فیلم کامل اینجا بدون من | Watch Full Length Iranian ... この映画は、テネシー・ウィリアムズの戯曲『ガラスの動物園』の翻案物語です。 というわけで、字幕はありませんがペルシア語がわからない方でもなんとなく理解できるのではない…

メフルジューイー&キャラムプール『テヘラン テヘラン』

イラン映画の鬼才、メフルジューイーは私のお気に入りの監督であります。 彼の作品『郵便配達人Postchī』(1972年)を紹介しようと思っていたのですが、いつのまにかYoutubeから消えていました。 また、彼には『サントゥール奏者アリーAlī Santūrī』(2007年…

ハーディー・ホルサンディー『アルツハイマーの詩』

随分前に訳しておいたものですが、ここに掲載します。 ハーディー・ホルサンディーは独りで風刺的な内容を語るスタイルの「スタンディング・コメディアン」で、イラン革命後、イギリスに亡命しました。その娘シャーピー(シャーパラク)・ホルサンディーも、…

『イラン研究』11号が出ました

さっき、〈はてな〉の中で「ペルシア文学」検索したら当ブログの記事しか出てこなくて、もうホントにペルシア文学も絶滅危惧種ですね。 というのは冗談で、単に〈はてな〉でバカやってる人が他にいないだけの話でして、研究者は少なくありません。今日はそん…

ペゼシュクザード『わが叔父ナポレオン』

イーラジュ・ペゼシュクザードの小説『我が叔父ナポレオン(ナポレオンおじさん)Dāyījān Nāpole’on』(1973年)は、どういうわけか革命後のイランでは発禁になっている小説ですが(海賊版は容易に入手できる)、英訳は1996年に出版されて広く読まれています…

『キャニーズ(女中)』(1974-5年)

‫کنیز با شرکت: سعید راد، شورانگیز طباطبایی، ملوسک - J.B2K - Kaniz‬ - YouTube 監督:カームラーン・ガダクチーヤーン 脚本:アフマド・ナジーブザーデ キャスト:サイード・ラード(オミード) マルーサク(シーリーン) シューランギーズ・タバータバー…

必要から礼拝へ、そして情欲へ〜ポップソングに隠されたパラレルワールドへの扉(2)

(前回の続き) 前回、『貞淑な妻』という映画をどうして知ることになったか、ちょっと遠回りしてシャフリヤールのNiazという歌の話題から入ったわけですが。 さて、Niazの歌詞をネットで検索していると、 niaz(必要)の部分が、ナマーズ namaz となってい…

必要から礼拝へ、そして情欲へ〜ポップソングに隠されたパラレルワールドへの扉

そうそう、2月25日の記事の流れでは、『貞淑な妻(直訳すると処女の妻)』という映画の話をする予定でした。 しかしそのまえに、シャフリヤールという歌手の「ニヤーズ」(NiazとかNiyazと表記)という曲の話をしなければなりません。 Shahryar - Niaz - You…

今日のできごと

I.B.Taurisから新刊のお知らせが来ました。 The Literature of the Iranian Diaspora: Meaning and Identity Since the Islamic Revolution The Literature of the Iranian Diaspora: Meaning and Identity Since the Islamic Revolution 「イラン人ディアス…

忙しいのでブログ書く

なんと。気がつくと前回の記事から1週間以上過ぎている。おかしい。 別にブログなんぞ書かなくてもよいのですが、忙しいからと言って書かないでいると、朝から晩まで仕事しかしなかった日は、後から振り返ると何も記憶がないのですよ。まるで仕事以外に何も…

今日は暖かい日ですた

前回の記事からまたまた時間が経ってしまいました。 まあ、毎年のことですが、この時期は仕事が忙しいのですよ。年末から年度末がシームレスに繋がって、色んなものが押し寄せてくるといいますか。実質、12月〜3月だから1年の3分の1は年度末なんじゃないかと…

REGZA Tablet AT570が蘇ったの巻

以前にちらっと触れましたが、タブレットPCが壊れたんですよ。何の前触れもなく。 東芝 タブレットパソコン REGZA Tablet AT570/46F 型番:PA57046FNAS 出版社/メーカー: 東芝 メディア: Personal Computers この商品を含むブログを見る 壊れた理由は、全く…

「アメリカ大陸はムスリムが発見したのだ」という説

(11/17 文章を少し直しました) abu_mustafaさんのブログで知ったのですが、エルドアン大統領の発言が話題になっているようです。 中東の窓 : 米大陸の発見者はムスリム?より: al qods al arabi net は、トルコのエルドアン大統領が、15日ラテン・ムス…

2014年10月の新刊

ちと遅くなりましたが10月の新刊をば。 売れ筋(?) 「イスラム国」の正体 なぜ、空爆が効かないのか Wedgeセレクション No.37 作者: 池内恵,高岡豊,マイケル・シン,Wedge編集部 出版社/メーカー: 株式会社ウェッジ 発売日: 2014/10/31 メディア: Kindle…

ゴンチェ・ガヴァーミー氏続報

さて、レイハーネ・ジャッバーリー氏の件を取り上げている間に、ゴンチェ・ガヴァーミー氏裁判のほうも進展があったようです。 しかしこちらもよく分からないところがあります。前回記事では、裁判所命令がタイプ待ちになっているとお伝えしましたが、いくつ…

レイハーネ・ジャッバーリー事件の迷宮

以前に紹介したガヴァーミー氏の判決(裁判所命令)については、23日にツイッターで命令文が「タイプ中」につきまだ被告に言い渡されていない、とお伝えしました。 ガヴァーミーさんの判決は「タイプ中」。土曜日に出来てくるとか。 http://t.co/RTDFsEoxGz …

جامعتین

【読み】jāme'ateyn 【意味】二協会。両協会。保守派の「闘う聖職者協会」(JRM: Jāme'e-ye Rūḥānīyān-e Mobārez)と「ゴム宗教学院教師協会」(Jāme'e-ye Modarresīn-e Ḥowze-ye Elmīye-ye Qom)を合わせた呼称。両協会の路線が殆ど同じであることから。 【…

موکنای

ミュケナイ。辞書に載ってなかったので。

男子バレーボールを観戦して逮捕されたゴンチェ・ガヴァーミー関連報道

(11/3)こちらに続報をアップしました。 イランで女性の観戦が禁止されている男子バレーボールの試合会場に入って観戦したとして6月に逮捕、いったん釈放された後、数日後に再逮捕されたガヴァーミーさんについての報道まとめです。彼女は抗議のために現在ハ…

رایت

著作権、版権。コピーライトکپی رایت 。最近の報道では単にرایتとして版権を指すことがある。他にحق چاپ、حق تکثیرといった言い方もある。 報道における用例: http://www.ibna.ir/vdcj8he8ouqeyvz.fsfu.html http://www.tasnimnews.com/Home/Single/525153

RSSリーダーについて思うこと

今週は、ライブドアリーダーが12月をもってサービス終了するというニュースがありました。そこで、今使っているFeedlyも含めて、RSSリーダーについて思っていることを書きます。

2014年9月の新刊

9月に出た本です。洋書や電子書籍はチェックしきれていませんので後で追加するかも知れません。 イスラーム思想・文化 イスラーム文化 一九八一年 ― 一九八三年 (井筒俊彦全集 第七巻) 作者: 井筒俊彦,木下雄介 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会 発売日…

書くことは、隠すことだよねw

今週のお題「書くこと」 なんか、しょーもない記事がトップに出たままで恥ずかしいので、何か書かねば、と思ったのですが、記事を書くのって結構時間がかかるんですよね。でも、自分でイマイチだなと思う記事には、はやく下の方に行ってもらいたい。それで、…

アレフバーな研究者のカバン

今週のお題「私のかばん」 以前、カバンについて書こうと思ったことがあったのでこの機会に書いてみます。 私は研究職ですが大学教員ではなく、基本的に月曜から金曜まで、毎朝満員電車で約1時間の距離を通勤しています。弁当と水筒を持参するのでタダでさ…

ナーセル・ホスロウ(生誕)千年記念国際集会について

関係者には既に情報が行っているかと思いますが、ナーセル・ホスロウの生誕千年を記念した研究大会がテヘランで開催されるようです。 といっても、ナーセル・ホスロウの生年はヒジュラ暦394年、西暦では1004年というのが通説なので、厳密には1010年記念とい…

マレク図書館の写本ファクシミリ版の販売リスト

古い記事ですが、たまたま見つけたので・・・ فروش نفايس خطي به صورت فاكسميله というのもですね、さきほど、マレク図書館らしきメルアドから、「アースターネ・ゴドセ・ラザヴィーの電子図書館の電子ファイルダウンロードサービスに関するアンケート」みた…

極東書店ニュース no. 617より

『極東書店ニュース』 no. 617が届きました。 気になる本をいくつかメモしておきます。 (ここでAmazonへのリンクを貼ったりするのはフェアではないと思いますので、カタログ中の和訳タイトルのみ紹介します。これをですね、極東書店さんのHPの「書籍簡易…

イラン・メディア体制機構法草案を有識者らが批判

元記事(ドイチェ・ヴェレ・ペルシア語版): انتقاد تند حقوقدانان و کارشناسان به قانون سازمان نظام رسانه‌ای | ایران | DW.DE | 27.08.2014 イラン・メディア体制機構法案の草案が公表されたことを受け、8月26日にイスラーム人権コミッションの有識者…

はてなブログに引っ越しました(何度目じゃ)

記事データをエクスポートできるようにしました。ブログのバックアップ等にご利用ください - はてなブログ開発ブログ だから引っ越した、というわけではありませんが。 実は数週間前からはてなにブログを引っ越そうと思っており、今週末には移転しよう、と思…

公開講演会「中東×アメリカ―中東文化の中のアメリカ」

雨と曇りで東京は少し涼しい日がつづいておりますが、私は曇りだと精神的にかなりきついです。 もうすぐ40歳になってしまうというのも、相当ブルーなかんじです。なんでこんな季節に産まれたんだ~~ こんなときは早稲田にでも行って、スカ~~~ッ!!とし…

動画「ハッピー・イン・テヘラン」制作者の釈放

'Happy in Tehran' Creator Released - RFE/RL Iran Report 30 May 2014 Director of 'Happy in Tehran' Video Is Reportedly Freed - The New York Times 29 May 2014 Iran reportedly releases dancers detained over 'Happy in Tehran' video - SBS News …

安倍晋三ほか『世界論』(土曜社、2014年)

図書館のOPACでちまちま探していたら、こんな本があるのを知りました。 世界論 (プロジェクトシンジケート叢書4) 作者: 安倍晋三,朴槿恵,ハサン・ロウハニ,ビル・ゲイツ,ジョージ・ソロス,ジョセフ・スティグリッツ,クリスティーヌ・ラガルド,ニーアル・ファ…

ブラッド・ピットの腕に彫られたルーミー詩の入れ墨

元記事へのリンク(写真あり):EXPLAINED: Brad Pitt’s Rumi-inspired tattoo might be lost in translation - CINEMA-TV. ブラピの右腕に彫られた入れ墨が、イラントルコが誇る神秘主義詩人、モウラーナー・ルーミーの詩だということで話題になっています…

グリーヴ『イスラームとリテラリズム』

Islam and Literalism: Literal Meaning and Interpretation in Islamic Legal Theory タイトルからおもしろそうな本だと思って、カバンに持ち歩いて通勤電車の中で少しずつ読んでいた本です。 そもそも、クルアーンの解釈や注釈学でいうところのザーヒル(…

ロウハニ大統領ドキュメンタリーフィルムへの批判

ハサン・ロウハーニー(マスコミ表記ではロウハニ)大統領に関するドキュメンタリーフィルム「私はロウハニですMan Rowhani hastam」が、史実に反した内容であるとして批判を受けているというラディオ・ファルダーの記事を紹介します。 元記事URL: http://ww…

グタス『アヴィセンナとアリストテレス主義の伝統』第2版

この4月に発売予定の本です。現時点ではまだ出ていないようですが。 Avicenna and the Aristotelian Tradition: Introduction to Reading Avicenna's Philosophical Works 作者: Dmitri Gutas 出版社/メーカー: Brill Academic Pub 発売日: 2014/04/11 メデ…

剽窃本を買ってしまったの巻

私が研究対象としている11世紀のペルシア詩人、ナーセル・ホスロウの詩集には、刊本では2種類の定本が存在します。 一つは、テヘランで1896年に出版された石刷版に基づいて、ナスロッラー・タガヴィーやモハンマド・モイーンなどが校訂し、タギーザーデの詳…

まどみちお詩集のペルシア語版

2月28日にまどみちお氏が亡くなったということで、テレビでも報道されていましたが、彼が私と同じ徳山の出身だったということを初めて知り、これまた非常に親近感と興味を覚えました。 そこで、国際アンデルセン賞を受賞したまど氏なら、イランでも知られて…

縄田鉄男先生の訃報

2月20日、縄田先生が亡くなったことを報道で知りました。 http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/m20131223ddlk35060198000c.html 先生のご冥福をお祈りします。 (2015/6/14上記記事はリンク切れして確認できませんが、亡くなられたのは2013年の12…

司書資格が取れた

今日は少し良いことがありました。 東洋大の通信教育課程で司書資格を取得するために受講していた授業の全教科の成績が、今日で出揃い、司書資格取得が確定しました。 日付を見ると、年末から2月にかけていかにやっつけ仕事だったかが分かってしまいます(笑…

ブログ引っ越しのお知らせ

あけましておめでとうございます。 突然ですが、思うところあって、このブログをはてなブログに引っ越しました。 http://alefba.hatenablog.com/ が、やはり色々と不都合な点があることに気づき、元に戻しました。 過去記事も移しましたので、今後はそちらも…

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